婚活さえすれば結婚できるは大間違い!
30代女性と比較されている自覚を持ちましょう

「全然いい人が居なくって。申し込んでくる方が50代とか60代近い方ばかりなんですよ。なんか、上司にしか見えない。
でも、私は今まで7歳ぐらい年下の男性と付き合うことが多かったし、そういう方を希望しているんです。せめて同年代男性。でも、婚活している同年代男性って、共稼ぎ希望でみんなお子さんを希望するんですね」
平成最後のGWに私は30分以上時間オーバーして愚痴をいうマリさん(仮名)に付き合っておりました。マリさんは色白でシミもシワもない肌を持ち、服もバッグも靴もパステルカラーで、ほっそりしていて実年齢を聞いてびっくりしました。外見なら30代で十分通じるし、確かに7歳下の彼氏ができるのかもしれません。
婚活すれば結婚できると思って結婚相談所に入会したそうですが、全く希望する年齢の男性と出会えないそうです。
40代女性の婚活は一番大変です。30代に見える40代美魔女と本物の30代女性がいれば、男性は若い方を選びます。婚活をするというのは、若い女性と比較されるということ。相手の立場にたち、自分がどう見えているのか受け止めなければなりません。
「でも~」
と言いたくなったあなた。結婚は諦めて一生一人で生きていくプランを立ててはいかがでしょうか。
厳しいことを申し上げるようですが、アラフォー女性は相手への理想ばかりが高い問題児も多いのです。「もう少し私が若ければよかったのに」「もう少し彼が収入がたかかったらいいのに」とタラレバの理想を並べて現実逃避するのもいいでしょう。あなたの人生です。
独身の理由は「草食系男子が増えたから」とか全部男性側や環境のせいにしておけば傷つかずに済みますよ。
もし、独身の原因が自分にあるのではとお考えで、結婚の希望を捨てきれない方のみが以下をお読みください。
結婚した40代女性が守った7つのルール
1.年齢の現実を受け入れる

女性にとって大きな年齢の壁は出産でしょう。ある40歳の婚活女性は、婚活で出会った男性が「子どもは欲しくない」と言ったため、会うのを辞めたそうです。
結婚するなら子供が欲しい彼女は、子どもが欲しくない男性は対象外と思ったそうでした。本当に今の年齢で授かる可能性はどの程度なのでしょうか?
結婚相談所で働いている方が
「生理があるから子どもが産めると思っている40代半ばの女性会員がいる。子どもを産む前提で、相手を品定めしているけれど、そんな芸能人と同じように産めるわけがないよとはとても言えない」
という話を聞いたことがあります。30代後半、40代でも妊活すれば授かると思っている未婚男女は多いのです。もちろん、授かるかもしれません。しかし、こればかりは。
そんなお金と労力をかけて授かるのであれば、大黒摩季もお子さんがいたでしょう。雅子さまだって第二子が授かっているかもしれません。
華原朋美や浜崎あゆみ、滝川クリステルなどが40代で妊娠出産していますが、もしかしたら表に出ないだけで何百万とお金をかけた妊活をしていたかもしれない。
仮に妊娠しても流産リスクも高くなるのです。こればかりは何とも。
家の呪縛から自由になって
結婚の条件に「子ども」があるのであれば、いったんこの項目をリセットして、もし産めるチャンスがあれば産む程度にしてはどうでしょうか。子どもがいない前提の結婚であれば、お相手の条件も変わってきませんか?
実は50代で婚活する方って割とさっさとお相手見つけて卒業していくのです。
親の期待も出産も手放し、「家」の呪縛から離れた年齢の方は、相手に学歴などのスペックを求めず、居心地の良さ、食の好み等で相手を選ぶのです。加齢によってその境地に達してもいいんだけれども、今手放してもいいんじゃないでしょうか。
2.一人暮らしをして親から精神的に自立する

20代は実家暮らしでも、貯金がなくてもフリーターでも彼氏ができます。若さってそれぐらい無敵なの。
では40代ならばどうでしょうか。
ぬいぐるみがある子供部屋に暮らす42歳
交通関係の仕事をしていた恵美さん(42歳)は実家暮らし。お部屋の写真を見せてもらうと、ぬいぐるみもある子供部屋なのです。びっくりしてしまったのですが私のリアクションをみた恵美さんの反応は
「え?ずっとこのままですけど、そんなに変ですか?」
という感じでした。子どもの時から変わっていないという停滞していることが危険なのです。中身は40代なのに学習机やぬいぐるみがある子供部屋で寝起きすることに違和感を感じないような幼いおばさんと結婚したい男性はいるでしょうか。
年齢に応じたインテリアの実家暮らしならばOKというわけではありません。(もちろん、子供部屋よりはずっとマシ)40代で実家暮らしはデメリットとお考え下さい。
40代で実家暮らし女性なら「親が介護必要ななのかな」「結婚したら同居なのかな」と相手は思うかもしれません。
もしあなたが逆に男性側が自分と同じ年齢で一度も一人暮らし経験がないとしたら「料理もお母さんが作っているのかな」とか考えませんか?わざわざ実家暮らしと分かっていて親しくなろうとしますか?
自分に置き換えてみて。それと同じことです。
もう、要介護のご家族がいて同居しているとか、どちらかの親御さんがお亡くなりになった方もいるかもしれません。仮に同居せざるを得ない状況だとしても、結婚して家を出れるぐらいに親との適切な距離を保てるようになりましょう。
50代で独身の方の中には「親のせいで結婚できなかった」と親離れしなかった責任を親に擦り付けるかたも。でも、厳しいようですが30代40代で自分で親離れをしていない結果じゃないのかなぁと思うこともあるのです。
3.「かわいい」に執着しない。年齢にあうメイクと服装を

冒頭のマリさんにお伝えしたのは、必死の若作りを辞めることでした。リボンがあしらわれた白い靴、バッグ、パステルカラーの服は実年齢を知ると痛々しいのです。
子持ち主婦に見える疲れ切った外見の方や、幼いおばさんや、必死の若作りは辞めた方がいいでしょう。40年も生きてきて若者のコスプレをして婚活に挑むのは浅はかかなと。
40年生きているからこそ、30代や20代にはないことってあるでしょう。品、知性、包容力、強さ、経験値等です。それなのに、「かわいい」に執着してしまうおばさんが多いのは残念です。
40代は生き方が顔に出る
40代で結婚した看護師の女性は、手持ちの服を総入れ替えして、シンプルな服にしました。ピンクやオレンジといった明るい色は着て女性らしいけれどかっこいい印象にしたのです。メイクや髪型も見直し、10年以上変えていなかったメイクも変えたそうです。
4.女子会を辞める

30代を超えてくると、既婚者は既婚者同士で集まり、独身者は独身者同士で集まるようになります。似た者同士で集まれば自分のことを「普通」と思ってしまうでしょう。
40代独身者の多くが、独身の友達と強く結束しているのです。(または母親と)
ある金融機関で事務職として働いている40代ケイコさんは、同僚と女子会をよくやっていたそうです。自分たちは年収300万円ぐらいですが、20代で社内恋愛で結婚していった女性の旦那さんはみな高収入。女子会をしながら、
「いい男じゃなくてもいいから、せめて普通の男性と出会いたい」
「でもそういう普通の男性すらいないのよね。妥協してまで結婚しなくてもね」
と自分たちを棚に上げて、男のダメ出しばかりしていたそうです。「普通の男性」とは同じ会社の総合職の男性と同じぐらいのスペックの男性の事でした。
女子会から距離を置き一人暮らしを始め、ケイコさんは結婚前提で付き合える彼氏ができました。その彼はケイコさんの会社の総合職男性より年収は低いそうです。それを知った女子会メンバーの一人はおめでとうより先に
「妥協したんだね」
というニュアンスのことを言ったそう。ケイコさんはもっと早くこんな人たちと関わるのを辞めればよかったと思ったそうです。
独身の女性と群れるのは辞めましょう。それ、本当に友情なんでしょうか。
5.出会い方へのこだわりを捨てる

びっくりするのですが今の20代って合コン行かないらしいです。大学生でも合コンよりマッチングアプリの方がメジャーな出会い方のようです。
40代の方が、アラサーだったころに「婚活」という言葉が生まれました。それでも、出会いをおぜん立てするサービスに抵抗をお持ちの方がまだまだ多かったです。
「マッチングアプリなんて出会い系でしょう」
「婚活ってモテない人がやること」
なんて昭和の思い込みは捨てましょう。前述の看護師の方は結婚相談所とマッチングアプリを併用し、マッチングアプリで出会った男性とご結婚されました。いろんなアプリはありますが、40代ならOmiaiあたりはおすすめです。
6.40代が出会うために写真が命!

婚活をすると、自分は男性から他の女性と見比べられます。マッチングサイトや結婚相談所に登録した男性は女性を検索すると、こんな風に女性会員の写真がズラッと並ぶのです。
その中で写真を見て「会ってみたいな」と思った人だけクリックして、プロフィールを読まれます。どんなに人柄がよくても、どんなに共通の趣味があっても、この写真でスルーされたら会えないのです。
写真さえ変えれないイタイ40代
40代で婚活をしている方は、半ばあきらめながらやっています。某大手相談所の社員の方から、写真を改善する提案をしただけなのに、
「でも~。それやったら確実に結婚できるんですか?」といって魅力的に見えない写真から頑なに変えない方が多いと聞いたこともあります。
私もアプリで、顔が分からないような遠くから撮影した写真を登録して「顔が分かる写真を載せて婚活しているってバレたくないから」と言って頑なに顔が小さい写真から変えようとしない人もおりました。どれだけ自意識過剰なのでしょう。
自分をどう見せたいか考えて
マッチングアプリや結婚相談所に登録するのならば、写真は気合を入れましょう。ただし、会ったら別人だったという詐欺写真を用意しようという意味ではありません。
よくもったいないと思うのが、「婚活だから清楚に見せなければならない」と思い込んで実はアクティブなのに大人しそうに見える写真を載せる方もいるのです。それであれば、ロケーション撮影(屋外撮影)もやってくれるカメラマンに依頼して屋外で自然光の中で撮影する方がずっといい写真になります。
自分をどんな女性として見せたいのか、ちゃんと考えて、婚活のプロの力も借りて、メイクや服も選びぬいて人生を切り開く1枚を用意してください。
7.結婚相手としてアリ・ナシで仕分けをせずご縁があった男性と練習台として会う

「私はもうこんな年だし、早く結婚したい。この人は家が遠いし、仮に付き合っても遠距離は無理。もっと近い人と会いたい」
と言って世田谷区在住で埼玉県の男性を断った40代女性がおりました。まだ告白もされていないのに。何も始まっていないのに、「この人は結婚相手としてイメージできない」とみんな断って会うことすらしないのです。
仮に理想の男性がいたとして、長年彼氏がいない40代女性がいざという時にちゃんとふるまえるのでしょうか。
40代で結婚した方はみな、「試しに会う」ということやってみた方です。
1歳年下の男性と結婚した玲子さんは旦那さまにベタ惚れ。「こんな素敵な人に出会えてよかった」と言っております。でもこうも言っておりました。
「婚活でいろんな人に会って、自分の市場価値が分かった。彼は気配りもできるし、話していて楽しい。婚活していなかったら彼と会ってもこの程度の男はいくらでもいると上から目線になったかもしれません」
いい男に気が付くためにも、試しにご縁があった方に会ってみましょう。
謙虚さと希望を持って
自分と向き合う勇気を
気が付いたらこんな年だったとよく聞くのです。でも、若さだけは誰にでも平等にあったのですよ。その若さを無駄遣いした代償は大きいのです。
自分がどの程度の人間なのか向き合うのはきついと思います。でも、そこを避けては通れません。参考になれば幸いです。