あえて独身でいることを選んだ女性たち。後悔はないの?
自分のペースで生きる。シングルライフの醍醐味とその裏
パートナーのいる生活は、言うなれば他人との共存。また、結婚となると、そこに子供が出来たりして家族が増えていく。そうして人は色々な経験を通して、人とのコミュニケーションを知っていくわけです。
自分以外の人と生きるということは他人とある程度ペースを合わせたり、何かをあきらめる必要も出てきますが、シングルライフはほとんどが「自分のペース」で暮らすことができます。
それが独身として生きる醍醐味とも言えるでしょう。しかし、その裏側では「独り」であることのデメリットもあるようです。
なぜシングル?独身で生きることを選んだ女性たちの本音
【独身女性の本音1】マイペースで生きたい
女性が独身を選ぶ理由としては、やはり、自分のペースで生きていきたい。というのが一番大きいのではないでしょうか。
結婚をしてしまうとどうしても、旦那さんの都合、子供の都合など、自分以外の家族の都合を優先させなくてはいけなくなります。マイペースで生きることにこだわりを持っている女性の場合は、家族が増えることで自分のペースが優先できなくなることを考えると、独身で生きるのを選ぶのは当然なのかもしれません。
ただ、悠々自適な生活をしながらも、家族が仲睦まじく旅行へ出かける様子や、クリスマスなどの家族イベントを楽しんでいるのを見ると、家族がいるからこその幸せを感じられないことは、どことなく淋しいと感じているようです。
家族は長い年月をかけて出来上がっていくもの。ある日突然、家族が欲しい!と思い立って手に入るものではないだけに、家族のいない寂しさを感じた時はちょっと後悔してしまうことも。
マイペースな自由な生活と、家族のいる温かい生活。どちらも良さがあるだけになかなか難しい選択ですね。
関連記事
【独身女性の本音2】夢を叶えたい
今は、女性でも大きな夢に向かって、いろいろと努力をしている人も多い時代です。自分のお店を持つ、自分の名前で食べていくなど、すでに成功している女性も多いのも事実。
しかし、女性がひとりで夢を叶えるのはそんなに簡単なことではありません。金銭面はもちろん、生活そのものも、夢を叶えるために多くの時間を注いでいかなければいけません。モノや情報が溢れている現代では、人生そのものを夢に捧げる気持ちで挑まなければ夢を実現指せるのは難しいとも言われています。
そうなると当然、結婚も恋愛も二の次で、夢に全力投球出来る状況を作るために、独身で生きることを選ぶ女性は多くなります。独身だからこそ、自由に自分の夢を追いかけることができるのです。
その一方で、思うように行かず辛い時や、夢が叶って嬉しい時など、そうした気持ちを、本当の意味で分かち合う相手が欲しいと思うのも本音のようです。特に、辛い時は、何のためにこんなに頑張っているんだろう・・・と、独りでいることを後悔してしまうこともあるようです。
夢への思いが本物だからこそ、独りを選ぶ。その強さの裏側にはこうした葛藤が隠されているんですね。
関連記事
【独身女性の本音3】子どもは欲しくない
女性にはもともと「母性」が備わっていますが、それは子供が好きという事とは別のものです。女性でもどうしても子供が好きになれなかったり、産むことに抵抗があるなど、「子供が欲しくない」と思っている人は意外と多いものです。
今の日本でそのことを理解してもらおうとなると、男性側も同じ意見の持ち主であったり、もしくは、相当な信頼関係の元何度も話し合った上で理解を得られた特別な場合など、かなり稀なケースと言えます。
健康な女性が子供を産まないという選択をするということは、少子化が問題視されている今の日本ではまだまだ肯定的には見られていないのが事実です。なので、あえてパートナーをつくらず、独身で生きることを選ぶ女性がいるのです。
しかし、女性には出産のリミットがあり、子供を作らないと思っていた女性でも、そのリミットが近づくと、やはり産まずに後悔したくない、一人は産んでみたいと気持ちが変わったりすることも多いようです。
子供のいない人生を10年後、20年後、30年後と、何度も想像して、それでも独りがいいか。しっかり自分に問う必要がありそうですね。
【独身女性の本音4】ひとりが楽
独身男性にも通じるところですが、独身生活はとても「楽」です。何でも自分の思ったとおりで生活できますし、誰かに文句を言われることもありません。朝起きて、仕事をして、帰宅して、土日は自由に好きなことが出来る。少々部屋が汚くても、洗濯物が溜まっていても誰かに注意されるわけでもありません。
自由気ままに時間を使うことができるので、こんなに楽なことはありません。この楽さが身に染みてしまうと誰かと一緒に暮らすことはなかなか難しくなります。
しかし、その反面、病気やケガをした時など、だれかの助けが必要な時、病院に生きたくても行けない、薬を買いに出られないなど、独りの不自由さを体感することになります。こうした時、独りを選んだことを後悔してしまうのだとか。
独りの楽な生活を選ぶか、困ったときに助け合えるパートナーのいる生活を選ぶか・・・。独身女性はいつもこの狭間で揺れているのかもしれませんね。
【独身女性の本音5】結婚に夢を抱けない
女性が独身で生きることを選ぶ理由に「結婚そのものに夢を抱けない」という根本的な理由があるようです。例えば両親が不仲の家庭で育ったり、両親の離婚を経験していたりすると、結婚=幸せではなく、結婚=辛い。と、潜在的に備わっている場合があります。
そうなると、自分自身が結婚して幸せに生活している様子を想像できないため、独身で生きることを選んでしまうようです。本音としては、幸せな家庭を築きたいと思っている場合もあるので、途中で結婚しなかったことを後悔してしまう割合も多いようです。
しかし、結婚やパートナーのいる生活はいつからでも始められます。独身でいることを選んだとしても、かたくなに一生それを貫く必要もありませんし、独身でいることへのこだわりがなくなることで、いいパートナーにめぐり合うかもしれません。
この先もずっと独身で後悔することになる?
今はたまたま独りを選んでいるだけ
いかがでしたか?
独身で生きていく!と決めて生きている女性でも、では「一生、独りで生きていくのか?」と問われると、「絶対に」と思っているわけではなさそうです。
人生にはいろいろなことが起きて、その時々で、独りが良い時もあれば、誰かが必要な時もある。独身で生きることを選んだとしても、パートナーが必要になったら、自然の流れで受け入れて、その人と生きていくのもいいかも。とどこかで思っているのかもしれません。
人は独りでは生きられないことをどこかで知っていて、誰かと分かち合う幸せを心の奥では求めている。ただそれは「今は」必要ない。独身できることを選んでいる女性は、自分の選択で、後悔しないよう、その都度軌道修正しながら生きていこうとしているのかもしれませんね。