現代の結婚事情。結婚するにはどれだけの貯金が必要?

お金、結婚

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婚活コラム

貯金の理想と現実

女性は男性に多額の貯金を求めがち

デートする30代の男女

婚活をするとよく分かりますが、女性が男性に求める年収と、実際に多くの男性が稼いでいる年収には大きなかい離があります。これについては、今回は触れませんが、貯金額についても大きな差があると言えるでしょう。

ある調査によると、男性が結婚するにはどのくらいの貯金が必要か=結婚資金として考えている金額は以下の通りです。

  • 50万円未満 3.4%
  • 50万円~100万円未満 10.9%
  • 100万円~300万円未満 35.3%
  • 300万円~500万円未満 32%
  • 500万円~1000万円未満 10.2%
  • 1000万円以上 8.3%

 

一方で、女性が結婚相手の男性に求める貯金額はこれよりもはるかに高いものとなっています。

  • 100万円未満 2.3%
  • 100万円以上~200万円未満 6.4%
  • 200万円以上~300万円未満 10.5%
  • 300万円以上~400万円未満 13.2%
  • 400万円以上~500万円未満 10.5%
  • 500万円以上~600万円未満 19.6%
  • 600万円以上~700万円未満 5.3%
  • 700万円以上~800万円未満 4.5%
  • 800万円以上~900万円未満 3.4%
  • 900万円以上~1000万円未満 3.0%
  • 1000万円以上 14.0%

 

つまり、男性が考えている結婚するための貯金額の平均が300万円前後なのに対して、女性はその倍の500万円~600万円を求めていることが分かります。

これは・・・、年収以上に貯蓄額にもミスマッチが起きそうですね。

結婚するにはどれだけの貯金が必要?

1.実際の貯金は予想よりもはるかに少ない

お金

まず、実際の独身者の平均貯金額を見てみましょう。

独身男性の貯蓄額を大発表! みんなどれくらい貯めているものなの? - ライブドアニュース
20〜30代未婚男性の貯金額と貯蓄の目的を調査し、発表している。約3人に1人が、200万円以上〜300万円未満を貯蓄している。300万円を貯蓄している男性は、結婚とマイホームのためと語った

このデータによると「20代、30代の未婚男性の貯蓄額」は以下のようになります。

  • 100万円未満 6.4%
  • 100万円以上~200万円未満 11.8%
  • 200万円以上~300万円未満 32.1%
  • 300万円以上~400万円未満  26.8%
  • 400万円以上~500万円未満 17.2%
  • 500万円以上~600万円未満 3.0%
  • 600万円以上 2.7%

一番多いのは「200万円以上~300万円未満」ですね。これは結婚資金だけではない貯金も含んでこの金額ということになります。

つまり

  • 女性が望む結婚資金 500万円~600万円
  • 男性が考える結婚資金 300万円前後
  • 実際の男性の貯金平均 200万円~300万円

実際には全然貯蓄が足りていないことが分かります。さあ、どうしましょう。では実際に結婚するためにどれだけのお金がかかるのか見ていきましょう。

2.実際にはどのくらいかかるの?

お金

結婚する人が考える貯金と実際の貯金額にはかなり差があることが分かりました。結婚するには果たしてこれだけのお金がいるのでしょうか?

結婚といえば、結婚式や披露宴、新婚旅行などのイベントが目白押し。まず、これらのお金を準備したいですね。

リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレント調査2015」調査によりますと、結婚式などのイベントにかかる費用の平均は以下の通りになります。

結納、結婚指輪、挙式、披露宴、新婚旅行:平均460万7000円
披露宴での招待客のご祝儀総額:平均227万1000円

費用-ご祝儀=約235万円は持ち出しになります。

もちろん結婚にかかる費用はそれだけではありません。新居への引っ越し、家具の購入などで約50万円。その他予備費用として50万円。合計で350万円程度は少なくとも持っていないと安心できなそうです。今後2人で節約して生活をしていくにしても新生活のためには多くのお金が必要です。

3.親の援助は期待できるの?

親、姑、舅、顔合わせ

結婚式などには親の援助がある場合もあります。同じ「ゼクシィ」の調査によると、結婚にあたり親の援助があった人が約7割、援助の平均金額が162万4000円となっています。

これがあれば、2人で200万円あれば結婚式やその後のイベントができそうですが、逆に考えると3割のカップルでは親の援助が期待できません。やはり双方の家庭の事情というものがありますから、最初からこれを当てにするのは良くないのかもしれません。

もちろん、裕福な家庭で結婚にかかる費用全部親が負担、というケースもあるでしょうが、こういうのはレアケースとして考えないでおきましょう。結婚する際に親を頼りにする気持ちも分かりますが、まずは結婚前にしっかりと計画的に貯蓄しておいた方が良さそうです。

4.では実際にどのくらい貯めればいいの

結婚式

結婚式やイベントで貯金を全部使ってしまうわけにはいきません。生活費もありますし引っ越し費用、当面急な出費が発生する可能性もあります。

色々な意見がありますが、結婚するには、カップル2人で250万円のラインは超えておきたいものです。「地味婚」など結婚式にお金をかけない方法もありますが、一生に一度の(はずですよね?)イベントを盛大にやりたいのもまた人間の本心だと思います。

色々場所や日取りを工夫すればある程度結婚式の値段を下げることができるでしょう。呼ぶ友人も厳選して、数を呼んで盛大にやらなければ結婚披露宴の費用は抑えられます。

また、もし結婚後にマイホームの購入などを考えている場合は、頭金などでさらに300万円程度必要だと言われています。これだと意外とかかるんだなぁというのが分かるかと思います。

もちろん、式も挙げない、旅行にもいかない、結婚式も親族のみというやり方もあります。そういう価値観の人も増えているので2人がその価値観なのであれば問題ないと思います。結婚が決まったらお互いの貯蓄額や結婚式に対する価値観も含め一度2人でじっくりと話し合ってみることをおすすめします。

5.男性だけに貯金を頼らないでください

お金がないアラフィフ

収入の差もありますが、女性も一方的に男性側の貯金だけに頼らないようにお願いします。もちろん収入に応じて「傾斜配分」をするのはいいと思いますが、結婚は男女が対等に生涯の契約を結ぶものです。

一方的に男性側に金銭的に「おんぶにだっこ」で結婚してしまうと、結婚後も心理的、経済的に男性の下に置かれてしまいます。経済問題で離婚する人は意外と多いのです。

ですので、結婚前にお互いの経済的価値観をすり合わせておく意味でも、女性側が出せる金額を確認しておきましょう。

結婚は2人で行うものです。男性が全て取り仕切るものではありませんので、そこは意識してみてください。男性は女性に「○○○万円負担してくれ」とは決して言わないはずですよ。

6.貯金がないなら2人で「節約」しましょう

お金

さて、これまで結婚式や結納、引っ越しなど結婚全般に必要な費用を割り出してみましたが、お互いの貯金が全然足りない!それでも結婚したい。というケースも多くあるでしょう。

その際は、結婚式のために2人で節約してお金を貯めるという方法もあります。例えば

  • 結婚まではしばらく豪華なデートは控えてその分貯蓄にあてる
  • お互いの浪費を見直して少しカットする
  • 住まいを一緒にして生活費を浮かす
  • 自炊を増やす

もしかしたら今までは独身生活だからと悠々自適に過ごしていたかも知れません。好きなものを買いたい時に買っていたかも知れません。しかし、結婚生活とは自分だけ好き勝手にやっていても成立しません。

2人で協力してやっていくことが大事。その為にも、結婚が決まったらお互いの「貯金計画」を立てて、少しずつ節約しながら目標に向かって貯蓄を増やしていきましょう。将来の結婚生活を疑似体験できるかも知れません。

結婚するには貯金が必要だけれども・・・

それを乗り越えられるのもまた結婚です

結婚した時はお金がなくて式を挙げられなかった夫婦が、数十年後に成人した子供たちの援助で結婚式を挙げるというケースもTVなどで見ますよね。

婚活をして条件面を考慮した結婚の場合は、なかなかそうはいかないかもしれませんが、お互いに好きで結婚したい場合、結婚するにはいくら必要か?という金銭面は考えないかもしれません、愛の力は偉大ですね。

とはいえここは婚活のコラムですので、そうはいかないと思うので、目安となる金額を上げてみました。婚活が長期化すれば貯金も減っていってしまいます。

婚活貧乏にならないようにメリハリある婚活をしていただき(このサイト掲載の婚活メディアを使っていただき)、結婚式やそのイベントのためにしっかりと貯金をしておきたいものですね。

ある程度貯金があれば、あとは婚活であっても愛の力で乗り越えられると思います!

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【この記事を書いた人】
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旧姓松本。婚活中にうつ病になってしまった元丸の内サラリーマン。かつては、お見合い、結婚相談所、婚活サイトあらゆる婚活経験しいずれも失敗。その経験を「反面教師」にしていただくべく、複数のサイトで「下から目線の婚活コラム」を執筆。研究の甲斐あり、2017年に見事に結婚。

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