婚活ブームで、結婚相談所が詐欺の舞台に?!
結婚相談所を使う前に、詐欺の予防法をマスターすべし
婚活がブームと化した影響で、結婚相談所の需要は大幅に伸びました。需要が増えれば供給も促されるのが世の常。結婚相談所も急に増えました。
結婚相談所を舞台とした詐欺事件が目立つようになったのもその頃からです。運営側が詐欺を企んだケースもあれば、入会してきた会員が詐欺を企んだケースもありますね。たとえば「婚活サイトを通して投資用マンションを買うように薦めるデート商法の被害に遭った」という相談件数は、平成24年度は26件だったのに平成25年度は42件に増えています。国民生活センターも問題視するようになっており、たまに警告を促す声明を出しています。
しかし、結婚相談所は詐欺の多い危険な場所ではありません。結婚相談所や婚活サイトを舞台にした詐欺に注意するポイントを押さえれば大丈夫。それがうまくいけば、無事に婚活を続けられますし、いい相手にもいずれめぐり会えるはず。結婚相談所で詐欺の被害者にならないようにするには、どんな点に注意すればいいのか、見ていきましょう。
結婚相談所やネット婚活利用時のチェックポイント
その1.登録・入会する前のチェックポイント
悪徳結婚相談所の場合、あるいはいい加減な管理体制を敷いている場合は、入らないに越したことはありませんね。入会後になかなか退会させてくれないケースや、多額の請求をされるケース、何か相談してもまともな対応をしてくれないケース……様々な詐欺の種類があります。入会先を探す際は、特に慎重になったほうが無難でしょう。
(A)入会希望者の身元確認が徹底しているか
これは基本中の基本でしょう。独身証明書や住民票、収入証明書や卒業証明書等の提出を要請される結婚相談所は、登録が終わるまでに時間がかかりますね。
人によっては毛嫌いするかもしれませんが、これは安全を保証する意味でもあります。安全性を優先するなら、証明書の提出にこだわる業者を選んだほうが正解です。身元確認がしっかりしていれば、出会った相手が名前を偽っていたなんてケースはなくなります。
(B)連絡先が明示されているか
連絡先、特に電話番号をはっきりと公開していない業者は、何かあったときに雲隠れしてしまう恐れがあります。
(C)プライバシーポリシーや特定商取引法について明示しているか
法の規則を遵守している業者なら、公式ホームページをよく見ると必ずこれらに関して記載しているはずです。これらを無視している業者の場合、個人情報を杜撰に管理している恐れがあるほか、クーリングオフ(返金)を受けられないパターンも考えられます。
(D)料金の説明に、不透明な部分がないか
料金システムは、業者が最初に十分な説明をすべきですね。この際に、少しでもあいまいな説明をされた場合は、その場で突っ込んだ質問をしたほうがいいでしょう。納得のいく返答をしてもらえない場合は、入会後に「聞いていなかった料金システム」を根拠に多額の費用の支払いを要求されるかもしれません。
(E)勧誘の際に、過度に魅力的なことを言ってこないか
容姿の優れた異性の写真を何枚も見せたり、「年収1000万円以上の人ばかりです!」「医者や弁護士が多い」なんて誘い文句を強調したりしながら勧誘してくる結婚相談所もあります。異性の会員の職業や年収、年齢や外見etc.に関してやたらにPRしてくる場合はその結婚相談所の情報をよく調べ直したほうが無難です。
(F)検討する時間を与えてくれるか
説明を聞きにいった場合、即座に入会の手続きをさせようとする結婚相談所もあります。よく考えずにサインしてしまうのもたしかに軽率ですが、このような手口で強制的に入会させるのは流石に酷いですよね。できれば複数の結婚相談所の説明を聞いた上でどこに入るのか決断したいものです。
関連記事
その2.入会してからのチェックポイント
良心的なところに入会すれば、詐欺の被害に遭う可能性も低くなります。しかし厳しい入会審査を詐欺師がくぐって、結婚相談所の利用者として悪質な行為を働くケースがあります。
(A)メールの文章の長さや、内容に不審点がないか
特にネットを通してやり取りする場合は、メールの内容によく注意したほうがいいですね。返ってくるメールの文章が平均的に短い場合や、あなたの書いた話題をスルーして自分の言いたいことばかりを書いてくる場合は、警戒するに越したことはありません。詐欺師でないとしても、あなたに本当に興味を持ってくれているのか不透明ですよね。どれだけ相手が綺麗な人だったとしても、幸せな結婚は望みにくいです。
(B)自身のことを訊かれて、はぐらかそうとしないか
プロフィールをはじめ、自身の情報をなかなか打ち明けようとしない会員もいます。もちろん、最初から突っ込んだことを根掘り葉掘り訊くのは不自然ですしマナー違反でもあります。ものには順序がありますよね。
ただし、ある程度やり取りを交わして打ち解けた雰囲気になったのに、なかなか自身のことを教えてくれずにごまかそうとする場合や、友達や家族に全然会わせてくれない場合は、何か隠し事をしているのかもしれません。詐欺師の可能性もありますし、運営側が雇った「サクラ」の可能性もあります。
(C)連絡やデートについて、制限をつけてこないか
何か後ろ暗いところがある人は、その心理から連絡の取り方や直接会うときの条件にいろいろな条件を指定してくるものです。「詐欺師は忙しく、また正体がばれることを恐れて頻繁に接触したがらない」。これは結婚相談所を経なくても顕著な結婚詐欺師の共通点です。
(D)逆に、コンタクトを取ったばかりなのに「会いたい」と言ってこないか
これは「体が目当て」の恐れがあります。実際にデートに行った場合も、まだ初めてや2回目なのに、人気のない場所や自宅に誘い出そうとする場合も要注意です。女性の被害者が多いので要注意。体目当ての男があなたの素敵な彼氏になるとは、想像しにくいでしょう。
(E)借金や投資の話を持ち出してこないか
これは特に用心したい点です。ベテランの詐欺師の場合、婚活を使って詐欺を働こうとする場合は焦って行動しません。女性と何度も会って楽しく過ごし、信頼を手に入れてから話を切り出します。
「家族が急に病気になって……」
「新居に考えてるマンションの手付金がいるんで……」
「僕たちの将来を考えると、ここに投資をしておいたほうがいいと思うんだ……」
といった具合に、何か巧妙な口実をでっち上げて金を要求してきます。こんな場合、女性は結婚を本気で考えているとつい信じてしまう傾向があります。たとえ出会ってから何ヶ月も経って前向きに結婚する気分になっていても、お金のことで助力を求められた場合はまず疑いを持つべきです。
関連記事
まとめ:結婚相談所の詐欺はちょっと賢くなれば防げます
詐欺を避けるコツをマスターして安全な婚活を
結婚相談所やネット婚活には詐欺のようなリスクはつきものです。しかし、詐欺に注意するポイントを押さえることは決して難しいことではありません。
- 結婚相談所の開示されている情報に不備がないか入念に確かめる
- 慌てて入会せず説明をよく聞いて、その上でよく検討する機会を持つ
- 異性と連絡が始まったら、書いたことや質問したことにちゃんと答えてくれるかよくチェックする
- デートはある程度連絡を繰り返してからOKする。何か変だと思ったら深入りしない。
- 「お金を貸してほしい」「出資してほしい」といった申し出は、だいぶ仲良くなった場合でもきっぱりと拒絶する
他にも口コミなどを集めれば、詐欺の被害に遭い「高い授業料を払わされた」なんて事態はきっと避けられます。詐欺を見抜く目を手に入れて、素敵な人を見つけましょう!一番安心なのは信用できる友人からの紹介かもしれません。紹介してくれた人が実際にその結婚相談所経由で結婚したのなら、やはり信用に足ります。
詐欺を回避!安心、安全を自分の目で確かめた婚活を
安心安全なのかどうか、自分に結婚相談所での婚活が向ているかどうか、試してから活動できればいいですよね。
ところが多くの相談所はお試しお見合いなどはできず、正式に入会しないとどんな人がいるのか分かりません。
2016年に人材総合会社エン・ジャパンが始めたエン婚活エージェントという結婚相談所があります。これから婚活をしてみようと思う方向けに、今だけ完全無料で1カ月お試し婚活体験ができます。通常の会費も良心的。
エン婚活エージェントの代表にインタビューしてきましたので、エン婚活エージェントがどんな結婚相談所かご興味ある方はぜひこちらをご覧ください。