男性が結婚するデメリット
男性が結婚するデメリット1:既婚男性の6割はお小遣い制

既婚男性が感じている結婚のデメリットでもっとも多い意見は『お金が自由に使えない』です。アニヴェセル研究所の発表によると、結婚すると60%以上の男性がお小遣い制になってしまい、お小遣いの金額は3万円以下が大半。1日1,000円生活です。とくに結婚前に実家暮らしをしていた男性は、「こんなにお金を使えないのか」と嘆くこと間違いないでしょう。
参考:アニヴェセル研究所
男性が結婚するデメリット2:家庭のために使う時間が大半となる

独身時代に趣味の時間をたくさん持っていた人は「自由な時間がなくなった」と考えてしまう。これも結婚のデメリットの1つです。結婚を機に趣味を諦める人も少なくありません。
男性が結婚するデメリット3:親戚付き合いが面倒くさい

結婚をすると相手の家族とも家族になるわけですが、正月やお盆の里帰りを「面倒」と考えてしまう人も多いです。相手の家族が良い人ばかりとは限りませんし、たとえ良い人であっても自分とソリが合うかどうかは別問題。
里帰りが嫌でせっかくの長期休暇が憂鬱になってしまう可能性も出てきます。
代表的な男性にとっての結婚のデメリットを3つばかり紹介しましたが、これだけでも十分に「結婚はするものではないな」と思えてしまいますよね。
既婚男性が考える結婚のメリット
男性が結婚するメリット1:安心感を得られる場面は多い

でも、もちろん結婚生活にはデメリットばかりではありませんから、『結婚をするメリット』を次に紹介します。
結婚をすると、夫婦で同じ時間を共有するようになります。一緒にご飯を食べたり、買い物に行ったり、どうでもいいようなバラエティー番組を見たり……。この何気ない日常は、かなり大きな安心感を与えてくれます。
夫婦仲が良ければ、とくに特別なことをしなくても幸福感を得られる機会は多いです。
男性が結婚するメリット2:自分の家庭を築ける

結婚すると家庭を築けるのは当たり前ですが……自分の家庭を持っていること自体に幸福感を得られる人は大勢います。もともと子供が欲しかった人は、子供が生まれると自分のことなどどうでも良くなってしまう……そういう人も多いです。
私が独身の頃に既婚男性から「自分にお金をかけるくらいなら、子供にお金をかけたい」と聞いたことは何度もあります。
男性が結婚するデメリット3:独身時代よりも生活水準が上がる

これは人によりますが、結婚をしたことで独身時代よりも生活水準が上がる人も少なくありません。共働き世帯ならば、純粋に世帯年収が上がり一人当たりの支出が減るからです。
もちろん共働きが絶対条件ですが、独身時代には叶わなかった夢が世帯を持つことで叶うこともあるでしょう。たとえば、マイホームなどが挙げられます。
このように、結婚には多くのメリットもあります。メリットとデメリットの両方を経験するのが、いわば結婚なのでしょう。そう考えると、結婚を通じて経験できる物事は非常に多いので『さまざまな経験を積める』も結婚のメリットに入ってくるかもしれません。
結婚は周囲のためにするものではない

さて……少し話は変わりますが、よく「結婚すると社会的な信用が上がる」とか「親孝行のために結婚はするべき」と聞くことがあると思います。
今の30代・40代の親の世代は、『結婚をして当たり前の時代』を過ごしてきたため、自分の息子も結婚をして当然と考えている節がありますからね。30代以上で独身の息子を見ていると、どうしても結婚を急かしてしまう傾向があるでしょう。
ただし、親達の期待を裏切るようで申し訳ありませんが……社会的な信用や親からの期待を理由に結婚をするべきではありません。あくまで自分が「結婚したい」と思ってから結婚するべきです。
社会的な信用や親からの期待のために結婚をしてしまうと、結婚のメリットに気づきにくく、デメリットばかりに意識が向いてしまいます。そして、「こんなんだったら結婚なんてするんじゃなかった」と後悔をして離婚……。そんな形で人生を流されてしまうのは、本当にナンセンスです。
もしも近くに結婚のデメリットばかり語る人がいるのなら、その人は周囲に流されて結婚をした被害者かもしれません。
何故「結婚はデメリットばかり」と男性陣は考えてしまうのか

ただし、周囲に流されて結婚した男性以外も、既婚男性は独身男性に対して結婚後のデメリットばかり伝えがちなのは覚えておいてください。
たとえば、大学の同期が久しぶりに集まって飲む機会に既婚者と独身者が混じっていると、既婚男性からは「結婚なんてするもんじゃないね」と聞くことが多いですよね。
あれは、わざと結婚のデメリットばかりを並べて酒の肴にしていることがほとんどです。結婚にはメリットとデメリットの両方があるのを十分に知りながら、既婚者はデメリットばかりを語るんですよ。だから、独身男性はつい「結婚はデメリットばかりなのかな」と誤解してしまうこともあります。
既婚者が結婚のデメリットばかりを語るのは、そのほうが楽だからです。「結婚したら、小遣い2万円だよ?」なんて形で笑いも取れますしね。独身男性の前で「結婚はいいぞ。オマエも早く結婚したら」などとのろけ言うのは野暮だとも十分にわかっています。
一方、女性陣が同じような飲み会を開くと……むしろ既婚女性が独身女性に結婚をして良かった点を語りマウントを取りがちなのですが……この話は荒れそうなのでやめておきましょう。
幸福感を得られる結婚のために心がけるべきこと

既婚男性からは、結婚のデメリットばかりを聞かされる機会が多いと思いますが、結婚相手をきちんと見極められればむしろメリットのほうが大きいでしょう。ということで、独身男性が結婚相手を選ぶ時に心がけて欲しいことを、最後にお伝えします。
結婚を意識できる人ができたら、その相手との恋愛ではなく、その相手との生活を想像することです。
ここでうまく想像ができないのなら、もう少し考えたほうが良いでしょう。高級店での食事に相手が喜ぶのは当たり前ですからね。ラーメンやチャーハンでも笑い合える関係なのかどうかを意識してみてください。
もう1つ大事なのは、愚痴や文句よりも笑顔が多い相手を選ぶこと。一緒に生活していくことを考えたら当たり前のことです。顔やスタイルの好みなどよりもはるかに大事だと、知っておいてください。
既婚者は結婚生活が幸せでものろけを口に出さないもの
あなたと結婚相手の相性が良ければ、メリットのほうがはるかに大きい
結局、結婚で得られるメリットとデメリットのどちらが大きいのかは相手次第、あなたと相手との相性次第です。
あなたがしっかりと相手を見極める目を持っていれば、デメリットなど霞むくらい結婚で得られるメリットは大きなものとなるでしょう。