子供が居る場合の再婚
再婚する時、子供の気持ちはどんな状態?
結婚、離婚を経て、これから子供と二人三脚で頑張っていこう!と心に決めた人でも、自分にとって「良い人」が現れた時、次の幸せである再婚を考えるものです。
どちらにも子供が居ない場合は、一般的な恋愛と然程変わらず、お互いの両親や親戚問題はあるものの、基本的には当人同士が上手くいけば問題ありません。
しかし、どちらか一方にでも子供が居る場合、子供の気持ちを考えた上で再婚しなければ後悔してしまうケースもあります。では、再婚する時の子供の気持ちはどんな状態なのでしょうか?
再婚する時の子供の気持ち7つ
① 嬉しい
子供の中には、周りの友達と比べて父、母親が居るということが羨ましいと思っている子も居ます。
友達が休みの日にお父さんとキャッチボールをした!お母さんとお菓子作りをした!という様な日常の何気無い親子話を聞かされると、子供なりに「良いな…」「羨ましいな…」と思うものです。
その気持ちがMAXであった場合、居なくなってしまった父、母親の代わりになってくれる存在ができたという事は、子供にとっても嬉しく思います。
子供の年齢が低い方が、この傾向が強いのです。
・対処法
友達の話を聞いて羨ましいと感じたのですから、この想いを満たしてあげることが大切です。
キャッチボールの話を聞いて羨ましいと思ったのであれば、同じ事をしてあげると子供も素直に受け入れることができます。
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② 嫉妬する
シングルマザー・ファザーになって、子供は私一人で守るんだ!と決意した方は多く、今まで以上に子供を気にかける為、子供との絆が深まったケースがよくあります。
これにより、親子関係が良くなったということもあり、子供も自分には父、母親しか居ないという状態が理解でき、今まで以上に親を慕い絆が深くなることがあるのです。
この様な状態で再婚により、いきなり新しい父、母親ができると言われても、なかなか受け入れられず自分だけの父、母親を他人に取られたという気持ちが芽生えることがあります。
親子関係が良好であればあるほど、この傾向は強まります。
・対処法
自分の父、母親を他人に取られたというイメージを変えなくては、いつまで経っても嫉妬心は消えません。
嫉妬心を消すには、子供に対してあなたのお父さん、お父さんになりたいと思っているんだよ!と伝えてあげる必要があります。
取られたという思いでは、子供は孤独感もありますから、それを拭う意味でも子供を持ち上げてあげることが大切です。
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③ 緊張感
再婚により、直ぐに生活を共にするパターンも珍しくはありません。
両親の離婚により、心の整理がつかないまま新しい父、母親との生活は、当人同士だと新婚生活の様な気持ちもあり新鮮ですが、子供にとっては赤の他人との生活が始まるわけですから、安住の地である自宅が緊張の連続になるのです。
朝起きて夜寝るまでの間、子供が慣れるまでは緊張状態が続きます。緊張感は完全に打ち解けるまで感じることがほとんどです。
・対処法
子供と慣れないのは、新しい父、母親も同じだ!といって、大人目線で考えてはいけません。
子供の方が柔軟性はありますが、大人よりも随分と感受性豊かです。つまりは、他人との生活に生じるズレにいち早く気づきます。
緊張感を解す為には、子供が打ち解けるのを待つのではなく、大人から寄っていくスタンスで過ごすことが大切です。
④ 気を遣う
再婚する同士は、お互いに惹かれ合い、愛を育み、一緒になろうと決めたわけですが、子供はそうではありません。惹かれたわけではなく、自分の父、母親に紹介されただけです。
年齢が高い子であれば、仲良くなる為に子供なりに努力をする場合もあります。再婚する同士にとってお互いはパートナーですから、互いに支え合い甘えることもできるでしょう。
しかし、子供からすれば形上は新しい父、母親になったとしても他人であることに変わりありません。
どこまで甘えて良いのか分からず、どの程度反抗して良いのか?口答えをして良いのか分からず非常に気を遣うものです。まだ小さいから大丈夫という勝手な判断は危険といえます。
・対処法
どんな子供であれ、再婚によってできた新しい父、母親に対しては気を遣うものです。
急に慣らすのは無理だとしても、小さなことでもなるべく、こちらから寄り添ってあげることで、子供も徐々に甘えることができる様になります。
⑤ 嬉しくない
離婚の理由は人それぞれですが、当人同士がいがみ合い、喧嘩別れの様な状態で離れた場合でも、子供からすれば良い父、母親だったというケースは多く存在します。
この場合、元父、母親のことが忘れられず出来ることならまた一緒になって欲しいと密かに願っている子供も居るのです。この不安定な時に再婚話があり、新しい父、母親だと連れて来られたとしても、当然喜べませんし、正直な気持ちとしては嬉しくないものです。
元父、母親への想いが強いほど受け入れることができず、嬉しくないため余計に元父、母親への気持ちが高まってしまうことがあります。
・対処法
元父、母親に対する思いが強いと、焦ってしまい、つい「忘れなさい」と子供に対して諭してしまいがちですが、これは逆効果です。
あなたからすれば別れた夫や妻だったとしても、子供からすれば大切な父、母親といえます。
子供の気持ちを尊重する為には、元夫や妻の悪口を言ったり責めたりしないことです。新しい父、母親は全く別の存在だとして、元父、母親と比べてしまわない様に気をつけましょう。
⑥ 嫌悪感
子供が小学生位までは余り分からないものですが、思春期にもなると再婚によって自分の母親が女の部分、父親が男の部分を見せていることに気づき、嫌悪感を抱くことがあります。
一度そう考えてしまうと、再婚相手のみならず、自分の親に対しても強い嫌悪感を抱いてしまうのです。反抗期とぶつかった場合は、一層反抗心が増してしまいます。
一般家庭でも、両親の夫婦生活を目撃した子供は親に対して嫌悪感を抱くものですから、再婚相手ともなれば他人なので、よりリアルになってしまうのです。
・対処法
再婚すると、新婚気分に浸りたくなります。仲良し夫婦は子供にとっても良いことですが、スキンシップなどは控え目にして、子供の前ではあくまでも父親と母親でいましょう。それだけで子供の安心感は変わります。
⑦不安定
再婚すると、特に女性は名前が変わり、引越しによって学校が変わります。子供にとっての日常がガラリと変わるので、子供が再婚に賛成しているケースや、再婚相手とのわだかまりが無いケースでも、周りの環境が変わることを嫌がり不安定になる子が居ます。
特に小、中学校でクラスの友達と仲が良かったり、近所の友達とよく遊んでいた場合は、その地を離れること自体を嫌がることがよくあるのです。
・対処法
再婚するにあたり不安定な気持ちを少しでも和らげる為には、可能な限り今の環境を変えないことです。
子供が居る側に引越す、名前を変えない、学校の校区を同じにする…など、大人が我慢すれば環境の変化は少なく済みます。
まとめ・再婚で子どもの気持ちは複雑
焦らずゆっくり丁寧に
自分の親が再婚することを喜ぶ子供、取られた気がして寂しい子供、環境や状況によっても想いは様々ですが、色々な気持ちが入り混じるためなんとも言えず複雑な気持ちだという子供が多いです。
ウチの子は両手を挙げて再婚を喜んでくれている!というケースでも、心の中では上手く口に出せない気持ちを抱えている場合があります。
子供の年齢や性格によって差はありますが、良い再婚にする為には複雑な気持ちである子供を、2人でケアしていく必要があるのです。
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