交際~結婚までの実際とお見合いの特殊性
結婚までの期間は意外と長いのが現状
結婚までどのくらいの期間が必要なのかは、調査する期間や対象によって異なっていますが、いちばん信頼できそうな国の調査「第14回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所/2010年)」では、通常の恋愛結婚の場合、交際の平均的な期間が4.4年だというものがあります。
これが一番新しい調査なのですが、昔と比べると交際期間が長くなる傾向にあるようです。恋愛期間の場合が約4年半なのですが、お見合い結婚の場合はこのくらいの期間交際をするというのは適当ではありません。
「お見合い」とう独自の婚活システム上、少なくとも1年~1年半で結婚することが適当であると言われています。ベストのタイミングで考えるとお見合いから「1年」です。なぜ1年という短期決戦で勝負しなければいけないのか、次の項で説明いたします。
僕もとても婚活は苦労しました
僕も婚活は苦労しました。というのもうつ病で会社を退職して仕方がなくフリーランスになったのです。元から恋愛偏差値が高いわけでもなく、低スペックです。僕の場合は結婚相談所で活動し半年で成婚退会できました。
苦労は分かります。並の人より条件が悪いため、お見合いに至るまでにものすごく多くの女性からNOも突き付けられました。決して偉そうに「こうすれば結婚できるんだよ」と上から目線で思ってはおりません。最後までお読みいただけると幸いです。
婚活やお見合い結婚を1年で決める必要
恋愛ではなく結婚を目的にしている
一番肝心なのは、お見合いは恋愛相手を探すのではなく、結婚相手を探すための制度だということです。恋愛を楽しむ人ではなく、結婚生活を送ることができる人を探すわけで、結婚が可能だと考えれば、素早く決断をしなくてはいけません。
人生の大きな決断なので「この人でいいか考えたい」ということはもちろんあるでしょう。しかし、何カ月も悩む場合は結婚に至りませんし、お互いの時間が無駄になるのです。
夫婦ではなく恋人関係を楽しみたいのであれば、そもそもお見合いという制度を利用する必要はありません。これがお見合い結婚の大前提です。
お見合いのルール的な問題
婚活サイトでは交際期間の規定がありませんが、結婚相談所では、以下のようなルールがお見合いにはあります。
最初のお見合いから長くても3か月以内に「本交際」=「結婚を前提としたお付き合い」をするかどうかを判断する。
そこから逆算すると1年という期間は適当な数字として表れてきます。
お見合いは恋人探しの手段ではありませんから、なるべく早い段階で「この人と結婚できるかどうか」を判断します。本交際とはそうした恋人&夫婦としてやっていけるかどうかの価値観を判断する段階です。
結婚を前提としているお付き合いを何年も引き延ばしても意味がない、ということです。
なお、結婚相談所では本交際に至る前ならば、複数の人とお見合いやデートをすることは可能です(仮交際)。ただし、本交際の段階(3回目以降のデート)でその人に絞ることになります。
婚活サイトはこの辺りは自由です。
相手を長期間拘束できない事情
結婚を前提としたお付き合いをするということは、その期間相手はあなたとの交際に専念することになります。当然、何年も交際を引き延ばした挙句、別れてしまったということになれば、相手の数年を奪うことになります。
お見合いをする年齢の数年間は非常に重要なもの。その期間を大切にするためにも、脈がない、価値観が合わないと思えば早期に判断をして、新しい出会いを見つけなければなりません。
相手の価値を下げない、という礼儀もあり、お見合いは早期決着が必要になるというわけです。
お見合いをめぐる世間体の存在
「世間体」という言葉は好きではありませんが、結婚相談所ではないお見合いの場合、昔の価値観を引きずるところがあります。例えば婚前交渉が禁止されています。性行為をしたとみなされかねない泊りの旅行も禁止です。
仲介人がお見合いのお世話をするわけですが、これは結婚相談所のように登録されている会員からマッチングするのではなく、その人の個人的なつながりで見つけてきます。従って、どちらも良好な人間関係があって成立するものがお見合いです。
従って、長期間付き合って破局になってしまうと、傷が深くなり、当人間だけではなくその周囲の人間関係、つまり、世間体にも悪影響を及ぼしてしまいます。
その間に不誠実な行為があれば、大事になってしまいます。そうならないように結婚するかしないのかを早めに判断します。
断るのであれば傷の浅いうち、つまり本交際に至る前に「ご縁がなかった」という形で、角を立てずに断ることが必要になります。
相手の「ステータス」と結婚するという制度
低スペックな僕が言うのもおこがましいことというのは承知しております。会社員のうちに結婚相談所に入ればよかったと思ったこともあります。だからこそ伝えたいのです。
恋愛結婚は相手を何らかの経緯で好きになり、恋人期間を経て結婚に至りますが、その中では相手の年収や社会的地位を超えて結婚に至ることがあります。それは素晴らしいことですが、お見合いの場合はそうした相手の事情は事前にすべて把握したうえで出会います。
言うまでもなく、相手の写真や年収、学歴、職場などについては「釣書」によって把握しています。それを含んだうえで結婚の相手として会ってみよう、と言うのがお見合いですので、例えはよくないかもしれませんが「相手のステータス」と一緒になるということを含んでいます。
男性ならば勤務先の安定度や年収、女性ならば年齢や学歴や容姿、それだけではもちろんありませんが、恋愛結婚では意識しないかもしれない「つり合い」を大事にするのがお見合いです。「釣書」という言葉もそうした意味を含んでいますね。
僕を選んでくれた妻には感謝しかありません。妻の方も僕ほどではありませんが、ちょっとした事情があり僕は婿養子という条件で結婚しました。
お見合い結婚での相手への評価方法
恋愛結婚の場合、相手への好感度がマックスの状態で結婚に至ります。平均4年半というのも、その期間で愛を育んでお互いに好きになって好きになって、幸せの絶頂で結婚するケースが多いのです。
しかし、幸せの頂点で結婚するため、その後相手の欠点や隠されていた性格などがわかってしまい、好感度が下がり離婚に至るというケースも少なくありません。ご存じのように、現在では結婚した3組に1組が離婚しています。
恋愛結婚は「減点法」という意味合いが強いのです。
一方お見合い結婚は違います。最初から好きで付き合うわけではありませんので(この人でもいいかな?的な認識です)、付き合いっていく中で相手の良いところを見つけていきます。従って結婚式が幸せの頂点ではありません。
結婚式を経て、相手をどんどん好きになっていくという例も多く存在しています。結婚までの期間を長くとる必要はここではあまりなく、「この人とならやっていけなくもない」という最低限の許容からスタートするのがお見合い結婚です。
従って、お見合いは「加点法」。1年で結婚して相手の良いところをどんどん見つけていきます。
価値観は共有していくことがお見合いでもできます
お見合い結婚のほうが離婚しません
以上、お見合いの場合、1年(あるいは1年半)で結婚するべきだという理由を考えました。まとめると以下のようになると思います。
・「無理ではない」人と結婚するのがお見合い
↓
・長期間交際する必要はない
↓
・結果的に加点法になる
確実な統計データではありませんが、結婚相談所調査では、お見合い結婚のカップルの離婚率は、恋愛結婚のそれと比べて、3分の1程度だと言われています。
これは、上記のようにお見合い結婚は「加点法」であるため、相手の欠点から関係に亀裂が入る可能性が低いということが挙げられます。
理性的に「結婚」というものを考えて交際するため、交際期間が1年であってもうまくいきます。むしろ早期に結婚をして、お互い理解しあえる結婚生活に入るのがより好ましいというのがお見合い結婚です。それが「1年」という数字になります。
イメージとしてはこれがモデルになります。
・お見合い
↓(長くて3か月)
・本交際
↓(約3か月)
・プロポーズ
↓(半年)
・結婚
現在では恋愛結婚が9割、お見合い結婚が1割です。しかし、これを読んでいただくとお見合いも捨てたものではないということがわかると思います。もし、お見合いが可能な状況であれば、是非ともお願いしてみるのも良い経験になると思います。
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