一目惚れを成功させられれば長続きする
データに見る一目惚れの離婚率の低さ
日本ではなくアメリカでの調査なのですが、「一目惚れ」をしたカップルは結婚に至ることが多く、その離婚率も低いとのことです。
男性:20%
女性:10%
が一目惚れの場合の離婚率だと言うことのようです。
もちろん、正式な統計を出しようがありませんのでどこまで確証があるかどうか不明確なところもありますが、一般的な離婚率が3割ですので、やはり「一目惚れ」だと思っている人同士は、離婚しにくいと理解してよさそうですね。
では、なぜ一目惚れは離婚率が低いのか、以下で理由を考えていきたいと思います。
一目惚れは離婚率が低い7つの理由
1.遺伝子レベルで相手を求めた結果
まだ相手のことが良く分からない状態で好きになってしまうということは、ご自身の生存本能としてその相手が最良である=遺伝子レベルで求めていた、と言う可能性があります。
どんな人であっても「好み」と言うものはあります。
「すごく美人」だと言われる人が必ず「美男子」と結婚するかと言うとそうではないわけで、これは個人が持っている遺伝子が、最良の子孫を残せると判断した結果になります。
人間がより良い子孫を残すためには同じようなタイプではなく、自分と全く異なるタイプの遺伝子と結合させたほうが、強い子供が生まれるのです。遺伝病云々もそうですが、あまり近い人と結婚すると良くないようです。
お互い特徴が被らないほうが、リスクを克服できる「強い」子孫を生み出します。そうしたことを意識することはないでしょうから、やはり遺伝子レベルでそうした相手に巡り合えて、その機会を逃すまいと判断しているでしょう。
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2.自分と性格が近いからこそ惹かれ合う
「似たもの夫婦」と言う言葉があります。上の「逆のタイプだから・・・」とは反することかもしれませんが、同じような性格だと分かると安心して、この人と一緒にいたいと思うようになることもあります。
結婚は2人での共同生活ですから、何か衝突してしまうと長続きしません。一緒に色々なことを楽しむ、相手を否定しない、そのようなことがあれば、夫婦円満にいつまでも一緒にいることができます。
離婚をして生活を壊してしまうリスクをあえて冒すことはありませんよね。今の相手が最高だと思うわけですから、浮気などをする必要もありません。似たもの夫婦とは結果として似てきたのではなく、最初から似ている2人がうまくいったことの現れとも言えます。
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3.相手を手放したくない
男性が女性に一目惚れをした場合、特に離婚率が下がる傾向にあるようです。相手を一目惚れすると、男性の本能として「この女性を何としても手放したくない」と思います。
男性は理性の生き物だと言われていますが、そうした理性を本能が超えてしまうのが一目惚れです。
理性ではなく本能で手に入れた女性に対して、男性は大きな達成感と価値を持ちます。そうしたプレミアムな女性を手放したいと思うでしょうか?彼女との愛は本能が勝ってしまっているのです。
そのようなケースですから、男性のほうから別れたいということは少ないですし、何としてでも引き留めようとするはずです。
4.相手に求めるハードルが下がる
一目惚れは「何としてでもこの人と一緒にいたい!」と言うものですから、相手に求めるハードルが下がります。通常ならばマイナスポイントになってしまうことでもあまり気にしません。「痘痕も靨」(あばたもえくぼ)を地で行く感じですね。
恋愛結婚の場合は「減点法」になりやすく離婚につながると言われていますが、一目惚れの場合はそうしたラインを越えているようです。とにかく好感度がMAXから下がりようがないというのが正直なところだと言えますね。
5.細かいことを気にせず許してしまう
DSC_0335.JPG / Andrew Feinberg
減点されることがないので、長続きするわけですが、相手の全人格含めて好きになっていますので、些細なことがあっても許してしまいます。本当なら、対立してしまうようなことがあっても互いに矛を収めてしまうので、結果的に喧嘩になりません。
相手の行動や生活スタイルなどについて許容できるだけの度量が既に備わっているということですね。
これは非常に重要なことであり、喧嘩はどちらが100%悪いということはまずありません。どちらにも言い分がありますが、許してしまうことが前提になるので対立する種がそもそも芽生えないのです。
6.容姿の劣化が気にならない
結婚していて時間が経過するとどうしても加齢要素は避けられません。「100年の恋も冷める」ではありませんが、お互いの愛情が薄くなってしまうこともあります。
しかし、一目惚れの場合は容姿だけに惚れたわけではありません。相手の全人格を含めて好きになっているので、その影響はありません。
本当に好きになっていることは年齢を超えます。これは「歳の差婚」にも言えることです。歳の差婚の場合、一目惚れしているケースが多いのです。
ですから、お互いに年を取ってなお、出会った時の愛情が続き、離婚率は低くなります。いつまでも末永く夫婦でいることができます。
7.「遊び」で付き合うわけではない
Aug02_89 / David, Bergin, Emmett and Elliott
一目惚れの場合は最初から「本気」です。何としてもこの人と結婚したい、一緒にいたいと思うわけですから遊びで付き合うということはありません。当然恋愛感情も持っていますし、相手を慈しむ感情もあります。
そうした感情をもって結婚しますから、離婚へ至る可能性は低くなります。この人への一途な感情と言うものが活きてくるわけですね。
以上の7つの理由から、一目惚れをした場合の離婚率は低くなるということになります。
ご縁を大切にするために出会いの機会を増やす
一目惚れ婚と「できちゃった婚」の離婚率の違い
一目惚れ婚の離婚率が低いということは最初に述べました。一方で、結婚前に妊娠してしまう「できちゃった婚」のカップルが離婚する確率はかなり高いと言われています。
もちろん、全てがそうなるわけでもありませんが、できちゃった婚の場合、遊びで付き合った結果避妊できず、妊娠してしまう=誠実ではない関係のケースがあるようです。
2人が愛し合った結果妊娠して、結婚したのであれば祝福すべきことですが、結果として「責任を取って・・・」となると、そこまでの愛情がなかったケースも否定できません。
繰り返しますが、できちゃった婚が悪いということではなく、一目惚れと比べて遊びのケースがありうるということです。できれば、離婚しないで済むような関係を構築してから結婚したいものです。
効率的なのは一目惚れできる相手と出会うことですが、こればかりは狙ってできるものでもないですよね。
全て「ご縁」なのですが、縁を増やすためには異性と会わないといけません。色々な異性と会うことで一目惚れできる運命の人を見つけられる可能性が上がります。
ですので、婚活をとりあえず始めてみるというのも出会いの機会を増やす方法として有効です。出会いの機会がなければ可能性は0ですが、何かすれば0ではありません。そこが大きいですので意識してみてください。