「オタクだからモテない」という考えは20年前のもの
ただし、オタクの恋人を探すのは難しい

今の時代、オタクがモテない理由には、まったくなりません。「オタクの恋人が欲しい」と考えている人も多いくらいです。
でも、オタクの恋人を作るのって、意外と難しいんですよね。何故なら、オタクであることを隠している人が多いから。
この記事は、オタクの恋人が欲しい人向けの記事であり、恋人候補になりそうな異性のオタクとの出会う方法をお伝えするものです。
「オタクだからモテない、出会うのが難しい」は甘え

まずは、オタクの彼氏・彼女を求める人の心理から。「オタク」という言葉にネガティブなイメージがある人も多いと思いますが、それはメディアの作り出した印象操作にすぎません。
たしかに、オタクをネガティブに捉えようと思えばいくらでも捉えられます。非オタクから見れば、「自分には理解できないジャンルに夢中になっている人」ですから。でも、ポジティブに捉えようと思えば、オタクとは「特定のジャンルに精通している人」です。そう聞けば、「何にも興味を持っていない人よりもはるかに魅力的」と多くの人が思えますよね。
だから、オタクがモテない理由にはなりません。異性と出会うのが難しい理由にもなりません。もしもオタクが「俺はオタクだからモテない」と考えているのなら、それは筋違い。モテない理由は、他にあります。「性格が悪い」とか「人の話を聞かない」とか「空気が読めない」とか、そういう一般的な理由でモテないだけです。「オタクだからモテない」は、自分への言い訳であり、甘え。自分の好きな趣味をモテない言い訳に使わないでいただきたいです。
オタクの彼氏・彼女を求める理由

多くの人がオタク趣味を隠すのは、古くからのイメージが原因でしょう。「オタク」という言葉が一般的になったのは1980年代。けっこう、歴史は古いです。オタクという言葉が生まれた当時は、特定の趣味に没頭し、かつ社交性があまりない人のことを「オタク」と称していました。
でも、今のオタクはいわゆる「普通の人」。そして、特定のジャンルに深くのめり込んでいる人です。社交性の高いオタクもたくさんいます。
オタクの恋人を求める人のほとんどは、自身がオタクである自覚のある人です。オタクが自分と同じオタクを求めてしまう理由は、ただ1つ。自分の趣味を否定して欲しくないから。
自分の趣味を相手に理解される必要はないんですよ。否定されなければ良いんです。
もちろん、非オタクにもオタク趣味への理解がある人はたくさんいます。でも、オタクはなんとなく今でも後ろめたい……。だから、「自分と同じオタクならば、オタク同士で理解し合えるだろう」と考えて、オタクはオタクの異性を求めがちです。
異性のオタクと出会うためには?

それでは、一般的な異性のオタクと出会う方法をいくつか紹介します。
マッチングアプリ
「異性と出会う」と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのがマッチングアプリ。でも、オタクと出会うために特化したマッチングアプリは、とくにないように思えます。どのマッチングアプリも「オタクも許容」くらいです。
大手のマッチングアプリの多くに、「趣味・好み」から異性を探す機能があります。細かい趣味のジャンルがあり、そのグループに入って相手を絞るようなイメージですね。たとえば、「ワンピース好き」とか「鬼滅の刃好き」のように、特定のジャンルが好きな異性と知り合えます。だから、厳密に言えば「オタクと出会う」のではなく「自分と趣味が似ている異性と出会う」……そんな感じです。
パーティー
オタク同士の出会いを目的にした婚活パーティーや恋活パーティー。こちらも同じ趣味を持つ人を集める感じです。「アニソン好き」や「アニメ好き」などの大きな括りなので、特定ジャンルのガチオタクの人には「範囲が広過ぎる」と思えてしまうのが難点。でも、一度の参加でたくさんの異性のオタクに出会う目的は達成しやすいでしょう。
街コン
オタク向けの街コンも基本的にはオタク向けのパーティーと大差ありません。集まる人が好むジャンルの括りは、パーティーよりも更に広く、「ゲーム・マンガ・アニメ好き集まれ!」のような趣旨で開かれることが多いです。
だから、「ジョジョオタクの女性に会いたい」とか「エヴァンゲリオン好きと繋がりたい」「刀剣乱舞が好きな男性と知り合いたい」のような、特定ジャンルのガチオタクと出会うのは難しいでしょうね。ただ、規模が大きいため、パーティー以上に多くのオタクの異性と出会える場であるのは間違いありません。
結婚相談所
結婚相談所の中にはとら婚(https://toracon.jp)のように、オタクに特化した結婚相談所も(IBJ系列)。とら婚では、入会するのに「オタク診断テスト」が設けられています。このテスト内容がぬるいかどうかは置いておいて、基本的には相手の趣味に理解ある人だけが入会しているとされています。
ただし、あくまで結婚相談所なので、恋人作りではなく結婚相手を探している人が出会うための場所です。
オタクのあなたがオタクの恋人と出会うベスト手段

オタクの恋人を求める人の中には、大きく分けて2つの人種がいます。
1つは「恋人と同じ趣味を共有したい」と考える人。もう1つが「自分の趣味を理解して欲しい」と考える人です。
「恋人と同じ趣味を共有したい」と考えるのであれば、先ほど紹介したマッチングアプリで出会うのがベスト。ライトファンとガチオタクの組み合わせになる可能性も高そうですが、同じ趣味を持つ異性と出会うことはできるでしょう。
一方、「自分の趣味を理解して欲しい」と考えるのであれば、マッチングアプリ以外の出会い方法を選択したほうが良さそうです。その場合、相手が好むジャンルは「許容できる趣味であれば何でもOK」とするべき。
たとえば、鉄道オタクの男性とアイドルオタクの女性の組み合わせでもOKとします。もちろん、2人の間で趣味の話が盛り上がることは少ないでしょう。
でも、お互いが相手の趣味を尊重できるのなら、それはそれで良い組み合わせです。少なくても、「そんな変な趣味に夢中になって……」のような小言は出ません。それぞれが自分の趣味に夢中になる時間があり、2人で過ごす時には自分の趣味を一旦忘れて相手との関係を楽しむ……そんな関係を理想とする人も多いのではないでしょうか。
たとえ違う趣味のオタク同士でも、相手の趣味を否定しなければ、それはそれでうまくいきますよ。
モテるオタクとモテないオタクの違い

オタク同士で付き合う際に、もっとも大事なのは先述した「相手の趣味を否定しないこと」です。自分の趣味を否定されるのは、誰もが嫌でしょう。それなら、相手にも同じ姿勢で接すれば良いだけの話です。
他には、自分の趣味を相手に押し付けないこと。一緒に過ごす時間が長い恋人と同じ趣味を共有できたら、最高ですよね。でも……きっかけを与えるくらいなら良いのですが、自分の趣味をゴリ押しするのは関係悪化の原因。
相手にはもともとオタクの素質があるのですから、あなたの趣味に興味を持てば勝手に好きになってくれます。好きにならないなら、興味がないんですよ。
同じように、相手の趣味を無理に好きになる必要もありません。恋人が夢中になっているものに自然と興味が沸けばもちろんOKですが、恋人と同じ温度で同じ趣味にのめり込む義務は、あなたにもないんです。
最後に、趣味以外にも目を向けること。オタクうんぬんは置いておいて……どんな男でもどんな女でも、話題は豊富であればあるほど良いです。更に言えば、自分の趣味については、なるべく語らないほうが良いでしょう。
アニメオタクがアニメの話しかできない……こんな男がモテないのは当たり前です。1つ誇れる趣味があるのなら、あえて他の分野に目を向けてください。「アニメの話しかできないアニメオタク」よりも、「世界情勢や株価に詳しく、ギターが弾けて、バスケと料理が趣味のアニメオタク」のほうがモテるのは間違いありません。
まとめ・オタクの恋人と出会うために
相手の趣味を否定しないこと
オタクの恋人と出会うためには、相手の趣味を否定しないのが大前提です。だから、普段から否定癖のある人はその癖をまずは直すべき。
相手の趣味がディープであればあるほど、否定しがちですが、否定するのではなく受け入れること。受け入れるのが無理ならば、関与しないことです。否定さえしなければ、それだけで随分と可能性は広がります。