婚活Lesson5 本当に結婚したいですか? 結婚のメリットとデメリット

本当に結婚して家庭を持ちたいと思い、自分でよくよく考えて自分の意思で婚活を始めた、という方も沢山居ると思います。

一方で、周りの目や、親からのプレッシャー、年齢などが気になり「何となく」婚活を始めて、漠然としたまま「何となく」活動を続けている方も少なからずいらっしゃると思います。

この記事は、あえてそういう方々に向けて書いていきます。

「何となく」で始めて、「何となく」続けてしまい気づいたら何年も経ってしまったとか、その結果「何となく」やめてしまったとすれば、何とももったいないなと思ってしまいます・・。

例えば、「何となく、大学くらいに入りたい」と思って勉強をしても、実際、難関大学に受かることは難しいでしょう。

「何となく、就職がしたい」という理由で就活をして大手ばかり何社も受けても、おそらく内定はもらえないでしょう。

それと同じで、婚活でも「本人のやる気」と、「真剣(真面目)な気持ち」と「そのための努力と行動」が伴わないかぎり、成婚は難しいと思います。

婚活は、「何もしなくても過ぎていく時間」との闘いでもあります。
過ぎてしまった時間は、後悔しても二度と取り戻せないのです。

「何となく」婚活を始めた方、「何となく」続けてしまっている方、あるいは「何となく」やめてしまった方々へ・・・。

周りからどう思われるかではなく、周りと自分を比較するのでもなく、ご自身の心にいま一度問いかけてみて下さい。

何となく結婚したいと思っている方、
「本当に結婚したいですか?」

何となく子供が欲しいと思っている方、
「本当に子供がほしいですか?」

結婚と出産の両方を経験した今だから言えることは、
結婚して良かったことは沢山ありますし、幸せも増えますが、結婚して(あるいは子供が出来て)失うものも必ずあります。

例えば、自分ひとりの自由な時間、私の場合は住み慣れた環境、長年続けてきた仕事を辞めた事、など。他にも色々あります。

私の友人は、「育休明けに1年ぶりに職場復帰したら、やっと1人で落ち着いてご飯が食べられた」とか、「通勤電車が自分の時間になり、切り替えが出来てラクになった」とか、
「職場復帰が待ち遠しい!はやく復帰したい」などと口を揃えて言っていました。それだけ子育ては大変な仕事ということですね。

私は今でも、0歳の息子の離乳食3食と3歳の娘の食事3食と主人のお弁当と晩ご飯作りに追われて、自分はキッチンで立ったまま急いで食べるというような生活が続いてますけどね・・(笑)

私の話はさておき。

人生において、「何も失わずして、何かを手に入れることは出来ない」
私はそう思っています。

結婚はおそらく受験よりも就活よりも大切な、人生最大のイベントです。

しかも本人同士だけでなく、お互いの家族を巻き込んでのイベントです。

「婚活」という言葉が一時のブームではなくスタンダードになり、今や若い人たちの間でも気軽に語られるようになりました。

昔だったら、「結婚相談所」と言うと結婚出来なかった人たちが最後に行きつく場所で、知られたら恥ずかしいというイメージがありましたが、今では20代の若い人たちが「婚活中」と堂々と言えるようになりました。

「婚活」がとても身近になったせいなのかどうかは分かりませんが、「婚活」の意味まで何だか軽くなってきているような気がするのは、気のせいでしょうか・・? 本当に皆さん、覚悟を決めていますか?

本気で婚活するなら、結婚の良い所・メリットばかり考えるのではなく、結婚によって失うもの(又はその可能性)についても、あらかじめ考えてイメージしておいた方が良いのではないかと思います。

その上でトータルで考えて、
「自分は本当に結婚したいのか?」
「あるいは結婚しない人生の方が良いのか?」

しっかり考えた上で婚活していれば、少なくとも結婚してから
「こんなはずじゃなかったのに・・・」という事態は未然に防げるはずです。

今のご時世、「結婚しない」という選択も大いにアリだと思います。

失うものもあるけれど、私は「結婚してよかった!」と今思えるのは、「真剣(真面目)な気持ち」で婚活に臨めたからだと思っています。

他人の物差しは捨てて、自分の本当の尺度を見つめ直す機会を作ってみて下さい。